TOP > 不安を解消 実際のお手続き事例3>生前贈与のこと
Dさんご夫妻のケースをご紹介します。Dさんのお父様は会社を経営されており、お父様が付き合いのある税理士さんからの提案を受けDさん夫妻及びお子様に対し、生前贈与として、6年間にわたり、不動産を贈与されていました。
7つの不動産がそれぞれ5人の共有名義となっており、Dさんが将来の事を考え、それぞれの不動産に関し名義を一本化したいとご相談にお越しになられました。
Dさんのお子様の中には、その後ご結婚された方もいらっしゃり、権利関係が複雑になることだけは避けたいとのご意向でしたので、さっそく不動産鑑定士や税理士とチームを組んで対策を検討することとなり、手続き終了までに3年の月日が必要となりました。
Dさんのお父さんはよかれと思い生前贈与をされたことと思いますが、目先の節税だけを重視して対策をとってしまうと、後にお困りになられるというケースもあります。
相続対策には、
1.節税対策(文字通りです)
2.遺産分割対策(どのように財産を上手に引き継ぐのか)
3.納税資金対策(納税資金をどう確保するのか)
といった対策を一緒に検討する必要がありますので、是非一度ご相談いただけたらと思います。